瘀血と活血

瘀血と活血

身体の隅々まで酸素や栄養を運んでくれる大切な役割を持つ血液。
この役割の為に「サラサラの血液」は健康の基本です。

瘀血・活血
瘀血

血液の流れが滞ってしまうと、全身に様々なトラブルを引き起こしてしまいます。様々な病気の原因となる、この状態を「瘀血」と言います。

目の下にくまが出来たり、舌の裏が暗紫色に腫れていたら「瘀血」の危険信号。頭痛や肩こり、めまい、動悸などの症状も「瘀血」のサインかもしれません。気付かないうちに進行する「瘀血」は大きな病気の原因になる事もあります。

活血

様々な原因で起こった「瘀血」を、サラサラの血液に改善するのが「活血」です。バランスの良い食事や適度な運動はもちろん、ストレスを溜めない生活も大切です。日々の積み重ねが「活血」につながります。

「漢方の力」で活血力をアップ

日々の積み重ねによる生活改善が大切な「活血」ですが、漢方でも「活血」を高めるものがあります。その中でも最近注目されているのが「丹参(タンジン)」です。ストレス、運動不足、食生活や飲酒、喫煙など「瘀血」の心配がある方は、一度、新川薬品にご相談ください。

「瘀血(おけつ)」とは?瘀血の原因やチェック方法を徹底解説

「瘀血(おけつ)」とは?瘀血の原因やチェック方法を徹底解説

東洋医学において、体質が6つのタイプに分けられているのはご存知でしょうか。今回は、その中の1つである「瘀血(おけつ)」について紹介していきます。肩こりや手足の痺れ、顔色の悪さや肌荒れなどに悩んでいる人は、もしかしたら瘀血かもしれません。そこで瘀血となってしまう原因や、瘀血かどうかのチェック方法につい深掘りしていきましょう。

1.まずは知りたい!東洋医学の「気」と「血」と「水」

東洋医学において、気(き)・血(けつ)・水(すい)の3要素がバランス良く構成されることで、体の健康を保つと考えられるのはご存知でしょうか。そしてこの3要素のバランスが崩れた体質を、次の6つに分類しているのです。

「気」は生命活動を維持留守ためのエネルギー、「血」は全身に栄養を与える血液、「水」は血液以外の体液を表します。「水」は「血」の原料であり、「血」は「気」を全身に運び、「気」は「水」の排出量を調整するなど3つの要素は関わりあっていて、バランスを取るのは実は難しいのです。

  • 気虚(ききょ)
  • 気滞(きたい)
  • 血虚(けっきょ)
  • 瘀血(おけつ)
  • 陰虚(いんきょ)
  • 水滞(すいたい)

2. 「瘀血(おけつ)」とは?

気・血・水のバランスが崩れることで起きる6つの症状のうち、瘀血はどのようなものなのでしょうか。

2-1.瘀血とはどのような状態なのか?

体内には血液が循環し、酸素や栄養を全身に運んで体の機能を保っているのはご存知でしょう。ところがこの血液がなんらかの原因でうまく流れなくなり、血の巡りの滞ることがあります。これが、瘀血です。

東洋医学における血は、血液だけでなく血液中に含まれる栄養素も含まれます。そして血は骨や筋肉、臓器や皮膚、ホルモンなど体のありとあらゆる物質を作る原料になると考えられているのです。そのため瘀血になると、さまざまな体のトラブルが発生することになるでしょう。

2-2.「血虚(けっきょ)」との違いは?

血に関する症状には、瘀血のほかに「血虚(けっきょ)」があります。この2つはどのように違うのでしょうか。瘀血が血の巡りの悪い状態なのに対し、血虚は血液量や栄養の不足している状態を指します。どちらも末端にまで血の行き届かなくなるのは同じではあるものの、身体に現れる症状は異なります。

3.瘀血になる4つの原因とは?

どのような原因があって瘀血になるのでしょうか。主な原因には、次の4つが考えられるでしょう。

3-1.食習慣

栄養バランスの偏った食事、とくに脂っこいものを中心にした食生活は瘀血のリスクを高めてしまいます。
脂っこい食事ばかりでは、いわゆる「ドロドロ血」になってしまい、血液がスムーズに流れにくくなってしまうのです。また、身体を冷やす食事は、血の流れを悪化させてやはり瘀血のリスクが高まってしまうでしょう。

3-2.運動不足

心臓から送り出される血液ですが、身体の末端まで血を送って心臓まで送り返すのは筋肉の役割です。ところが運動不足で筋肉量が少なくなったり、筋肉の収縮力が弱くなったりすると、血の巡りは悪くなってしまうでしょう。

3-3.ストレス

過度なストレスは、自律神経の乱れを引き起こします。とくに交感神経優位の緊張状態が続くと、血管は収縮してスムーズな血流を阻害してしまうでしょう。

3-4.病気

血液を貯蔵したり循環させたりするのは、肝臓が担っています。なんらかの病気によって肝臓の働きが正常でなくなってしまうと、瘀血のリスクが高まってしまいます。

4.もしかして瘀血かもと思った時のチェック方法とは?

もしかして瘀血かもしれないと思ったら、次のような症状があるかセルフチェックしてみましょう。
多く当てはまるほど、瘀血である可能性が高いかもしれません。

4-1.血管の症状

血管の症状は以下のとおりです。

  • お腹や足にある静脈がはっきり浮き出ている
  • 唇が紫色

4-2.舌の症状

舌の症状は以下のとおりです。

  • 舌の裏側は紫色で怒張している
  • 舌の裏側に紫色や暗い赤色のシミがある

4-3.生理の症状

整理の症状は以下のとおりです。

  • 経血が黒ずんでいる、塊が混じる
  • 生理不順、生理痛がひどい

4-4.皮膚の症状

皮膚の症状は以下のとおりです。

  • 顔色が悪い
  • 打撲した時にすぐ痣になる
  • 手のひらに赤い斑点ができやすい
  • シミやそばかすが多い
  • くすみやクマが気になる

4-5.痛み

痛みの症状は以下のとおりです。

  • 肩こり・頭痛が慢性化している
  • 手足がしびれる
  • 胸が締め付けられるような痛み、指すような痛みを感じる
  • 関節痛
  • リューマチ

4-6.頭・肩の症状

頭、方の症状は以下のとおりです。

  • 手足の冷え
  • 慢性的な頭痛
  • 肩こり・首こり
  • 物忘れが多い

5.まとめ

人の体は、気・血・水のバランスを取って健康を保っています。瘀血は、血の巡りが滞ってしまっている状態です。瘀血の原因には、食生活や運動不足、ストレスなどが考えられます。病気の潜んでいることもあるでしょう。瘀血かどうか確かめるには、まずはセルフチェックしてみるのがおすすめです。

「新川薬品 野嵩店」は、お子様からお年寄りまで辛い症状にお困りの方に寄り添う漢方薬局です。瘀血かもしれない、瘀血の症状に悩んでいるという方も、お気軽にご相談ください。一人ひとりに合った、瘀血の改善に効果のある漢方をご紹介いたします。

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